「タイム屋文庫」

おすすめ

<書名> 「タイム屋文庫」
<著者> 朝倉かすみ
<出版社> マガジンハウス

コメント

ブックカフェをやりたいと考えたとき、店に置く本は自分が持っている本の中から店の雰囲気に合ったものを厳選して置こうと決めました。どの本を置くか考えるのはとても楽しい作業でしたが、また苦労もしました。
そして、「横顔」にたくさんある本の中で、個人的に店の雰囲気にもっとも合っていると思う本が、この「タイム屋文庫」なのです。

これは、時間旅行に関する本だけを扱っている貸本屋を営む柊子という30代の女性が主人公の物語です。
「時間旅行に関する本だけ」というところがロマンティックな感じでいいですね。

ちなみにこの店は喫茶スペースもあるので、当店と同じ「ブックカフェ」でもあります。
物語としては、ハラハラドキドキの展開のようなものは全くなく、いたって地味なものです。

しかしながら、独特のやんわりとした時間・物語の流れに乗ることが出来れば、とても心地よく物語の世界に入り込み、それこそ時間の経つのを忘れてしまいます。また、装幀もすばらしく、手に持ったときの感触がすごくいいです。

当店でのおすすめの過ごし方は・・・

(雪の日の)午後に、暖房のきいた店内でブランケットを膝にかけ、自宅のような感じでくつろいで。
あつーいハーブティーを飲みながら、のんびりとこの本を読む。贅沢なリラックスタイムになること間違いありません。

BGMはアディティア・ソフィアン。
aikoなら「夢の中のまっすぐな道」!なかでも「星物語」がピッタリです。

余談ですが、この本に影響を受け、当店には「時間旅行」に関する本だけを集めたコーナーがあります。
これまでのところ、そのことに気づき、声をかけてくださったお客様は2名です。とても嬉しかったのを覚えています。

最後に。

この投稿を読み、「タイム屋文庫」を手に取ってくださったお客様、ぜひお気軽に感想をお聞かせください!